一口にお香と言っても、様々な香りがあります。お香と聞いて、あなたはどのような香りを思い浮かべますか?その発想はきっと一人一人違うことでしょう。ここでは、お香の香りの種類について解説します。
お香の香りの種類
市販のお香は概ね2種類に大別されます。香木などがベースになったものと、エッセンシャルオイルや草花などを使用したフローラルベースのものがあります。
香木ベース
香木ベースのお香は、日本でも古くから親しまれているお線香にも使われています。主に使われている香木は「白檀(びゃくだん)」「伽羅(きゃら)」「沈降(じんこう)」の3種類です。
そして、シナモン、クローブなどのスパイスを追加しながら、バラ、すみれ、パチュリなどのフラワー系の材料を様々な形で調合し、お香が作られます。
日本ではお盆や彼岸などにお墓参りに行く風習があります。その時は「杉線香」がよく使われますよね。杉線香は煙がよく出ますが、杉の香りにより心にバランスや静けさをもたらす効果を発揮してくれいます。
フローラルベース
フローラルベースのお香は、ラベンダー、ローズマリー、ジャスミン、カモミール、セージなど、さまざまな花やハーブなどをベースに作られています。それぞれの植物が持つ香りの性質により、気持ちを鎮めたり、脳を覚醒させたり、官能的な感情を呼び起こしたりするなど、様々な効能が期待されています。